法人ノベルティは、企業やブランドの知名度向上や顧客をはじめとしたステークホルダーとの良好な関係を築くための有効なツールとして、ますます人気を集めています。本記事では、人気の法人ノベルティグッズについて解説いたします。
「ノベルティを作ろう!」と思った時、まずどんなことから考えれば良いのでしょうか。
人気の法人ノベルティグッズは、やはり受け取った人々が日常的に使用できるアイテムです。例えば、メガネクロスやポーチ、リユーザブルなトートバッグなどは、受け取った人が自然な形で企業ロゴやメッセージを広める手助けをしてくれます。「そのバッグ、使いやすそうだね」「そうだよね、〇〇社のノベルティなの!」といった会話が生まれる可能性もありますから、使い勝手は優先したいところです。
もちろん、グッズのデザインも非常に重要です。ユニークで魅力的なデザインは、使ってもらう機会を増やす一助となります。「毎日使いたい!」と思ってもらえるデザインを考えてみましょう。「とは言っても、デザインについては素人だから、どうすればよいかわからない…」といった担当者は、プロのデザイナーに依頼することも一案です。
環境への配慮が高まる中、エコロジカルなノベルティグッズも人気です。再利用可能なウォーターボトルやエコ素材を使ったグッズなどは、環境への配慮もアピールできるアイテムなので、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
ご参考までに、当店のエコ製品をご紹介いたします。
繰り返し使えるエコな保冷剤。夏場のイベントなどで、冷やした状態で配布すると喜ばれそうです。
使用後は5から10分ほど熱湯で煮ることでリセットでき、何度でも使えるエコカイロです。こちらは寒い日のイベントで喜ばれそうですね。
100%リサイクル素材での製作も可能です。中にメガネやスマホを入れることもでき、レンズや画面のケアにぴったりです。
リサイクル材での製作も可能です。肌ざわりや色合いは、バージン材とほぼ変わりません。フェルトのような厚みのある生地が特徴です。
まるでスカーフのような、軽くてサラッとした触り心地の、100%リサイクルポリエステル生地です。
では、法人ノベルティグッズを作成する際、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?
まず、ノベルティグッズの受け手であるターゲットオーディエンスをよく理解することが必要です。ターゲットオーディエンスとは、その企業の商品やサービスを求める可能性が最も高い特定のグループのこと。ターゲットオーディエンスを決定するためには、顧客インタビュー、市場調査、競合他社の分析、ペルソナの作成など多岐にわたる手法があります。(※1)
「どんな人が使うのか?」「その人の好みは?」などを検討し、ニーズに合ったアイテムを選びましょう。
例えば社会人向けのノベルティの場合、日常使いしにくい派手なデザインよりも、オフィスで使用しても浮かない落ち着いたデザインの方が一般的には受け入れられやすいでしょう。また、高齢者向けなのに、担当者の好みで若者に人気のデザインやアイテムを取り入れてしまっては、もったいないですよね。
常に「誰に向けて作るのか?」を念頭に置いておきましょう。
ノベルティグッズは、企業やブランドの理念やメッセージを効果的に伝える手段でもあります。デザインやロゴの配置などを工夫し、ブランドのアイデンティティをしっかりと反映させましょう。
メッセージの伝え方はさまざまです。ストレートに文字に乗せて伝えるだけでなく、イラストや写真、色合いでイメージすることもできます。または、メッセージを込めた動画のQRコードを印刷する等の手段もあるでしょう。
ノベルティグッズは長く使ってもらうことが重要です。品質の良さと耐久性を確保するため、信頼性のある製造業者やサプライヤーを選ぶことが肝要です。
「品質は良いけれど、納期を何回も延期されてしまった」「納期は早いけれど、価格が高すぎる」「価格は安いのに、印刷が雑で仕上がりが不満」こういったことにならないよう、実績豊富で品質・納期・価格のバランスを見ながら業者を見つけましょう。
当店は、ノベルティの製作・販売実績が豊富で、自社工場生産のため価格だけでなく品質と納期にも自信があります。
ノベルティグッズの効果を最大化するには、どんな戦略を立てれば良いのでしょうか。ご参考までにいくつかの例をご紹介いたします。
ノベルティグッズをイベントや展示会で配布することは、マーケティングの観点からも効果があるとされています。
ある調査によれば、展示会でノベルティを受け取った人の71.6%はその企業の名前を思い出し、76.3%の参加者はノベルティを配布した企業に好印象を持っていたことがわかりました。(※2)
展示会やイベントは企業の認知度を高めるチャンスでもありますが、ノベルティがその手伝いをしてくれるというわけですね。
ノベルティグッズをソーシャルメディアで共有することで、より多くの人々にブランドを知ってもらうきっかけになるかもしれません。
海外の調査によると、378人のマーケターのうち9割以上がソーシャルメディア上にてプレゼント企画を開催しており、そのうち66.8%が複数SNSを活用した企画を行っていました。具体的には「FacebookとInstagram」が45.5%と約大半を占めており、特に日ごろからSNSを活用している企業は、ノベルティを景品としたプレゼント企画などを計画してみる価値はありそうですね。(※3)
その際、ハッシュタグを活用したキャンペーン展開、SNSで広めたいと思える話題作りなど、さまざまな施策を検討してみましょう。
ノベルティグッズは顧客との関係を強化する手段でもあります。アンケートやフィードバックの依頼などを通じて、顧客とのコミュニケーションを深める機会を創出しましょう。
また、顧客だけでなく、株主や投資家、金融機関、従業員などあらゆるステークホルダーとの関係を意識することで、よりノベルティの効果も発揮されるでしょう。
例えば企業ロゴの入ったオリジナルグッズは、株主優待品にしたり、従業員のエンゲージメント向上施策として社内配布したりすることができ、それによって関係性を強めることができるかもしれません。
一番大切なのは「何のためにノベルティを作るのか」「ノベルティを通じてどんな課題を解決したいのか」をじっくり社内で検討し、製作した後の施策まで練っておくことです。
「なんとなく予算が余っているから作ろう」ではなく、目的を持って取り組むことで、ノベルティの効果を最大限発揮させることができるでしょう。
【出展元】
(※1)Steps to Find Your Target Audience / MARKETING EVOLUTION
(※2)EFFECTIVENESS OF PROMOTIONAL PRODUCTS / Identity Works Integrated Bland Solutions
(※3)Survey: How Brands Use Social Media Giveaways Today / Easypromos