ATBC-PVC(非フタル酸エステル系塩ビ)というプラスチックです。
ラバーストラップ・ラバーキーホルダーという名称から、ゴムでできていると思われている方もいらっしゃいますが、下水などの配管に使われている灰色の塩ビパイプという菅がありますが、あの素材と同じ材料です。
配管ほど硬くないのは、可塑剤というプラスチックを軟化させる材料を混ぜて製品にしています。この影響でゴムの様な柔らかな仕上がりになります。下の写真の様にプラスチック(塩ビ)は粉体状になってます。色は白色です。可塑剤は油状の液体です。この2つの材料を撹拌機に入れて良くかき混ぜます。
可塑剤について。冒頭の『非フタル酸系』というのが可塑剤の種類を現わします。非フタル酸エステルがあれば当然フタル酸エステル系というのもあります。このフタル酸エステルという素材は毒性に関する疑問点や懸念が存在し一定レベルの使用制限がかかっています。DEHPとかDINPと呼ばれる物質がそれに当たります。
この様な懸念からホットモバイリーではフタル酸エステルを含まない可塑剤を使用する事で高い安全性を確保しています。厚生労働省が定める、「食品、添加物等の規格基準 第4 おもちゃ」の検査を定期的に実施、合格する事を確認しております。
ラバーストラップ・ラバーキーホルダーを作る際は、最初にお客様の希望する色と同じ色の原料を準備します。原料は上記で説明した塩ビの粉体と液体の可塑剤を混ぜ合わせたものに染料を入れて着色をします。この段階では着色した絵具の様な液体です。この液体を型に注いで熱をかけると固まってゴム状の固体になります。
ラバーストラップ・ラバーキーホルダーの材料について説明させて頂きました。